タミフルなどインフルエンザ治療薬の服用時の注意
厚生労働省から、インフルエンザの治療薬であるタミフルなどの服用時の注意が発表されました。
突然走り出す、窓から飛び降りるなどの異常行動は昨年タミフルで38件、リレンザで11件、イナビルで5件の計54件ありました。
インフルエンザの未成年患者がいる場合、家の窓や玄関に施錠するなどの対策が促されています。
インフルエンザ治療薬のタミフルとリレンザについては、解熱を早める効果は証明されていますが効果には限界もあります。
権威あるコクランレビューの2014年の記事ではその効果と副作用は、
・症状の改善までの期間が7日→6.3日に短縮
・入院を減らす効果は有意ではない
・インフルエンザの重篤な合併症の軽減も有意ではない
・嘔気、嘔吐の副作用
・精神的な副作用
・予防的投与によりインフルエンザ発症リスクが減少
といったところ。免疫力低下している方に限れば有益性はもっと増すかもしれません。
マスクなどの感染予防が大事というのが私の感想です。
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