ぜんそく:発作の時だけしか治療しないと妊娠しにくくなる可能性

ヨーロッパ呼吸器学会雑誌に出た論文です。

気管支喘息は、気管に生じる炎症のために空気の通り道が狭くなる病気です。

炎症を抑えるために、定期的に吸入ステロイド薬を使うことが大事なのですが、中には

苦しくなったときだけ、発作止めの気管支拡張薬を使ってやりすごしてしまう方がいらっしゃいます。

イギリスで行われた研究で今回判明したことは、発作止めだけで喘息を治療している女性は妊娠の可能性が15%低下するということです。

喘息のために子宮の血流が低下することが原因ではないかと述べられています。

喘息をお持ちの女性で妊娠を希望されている方は、発作止めだけではなく吸入ステロイドをしっかり使用することが大事です。

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2018年04月18日