男性の頻尿:前立腺肥大だけではありません

 

壮年期以降の男性では、夜間の頻尿に苦しむ方がしばしばいます。夜中に何度もトイレに行くのはわずらわしいですし、睡眠が浅くなり他の病気を引き起こす危険もあります。

①前立腺肥大症
55歳以上の男性では5人に1人。
尿の勢いが弱くなり、残尿感があります。『もれそうで我慢できない』という強い尿意の割には出づらいです。
内服治療がメインですが、薬が効かない場合は手術が行われることもあります。

②過活動性膀胱
前立腺肥大症を含めて、『尿意切迫感』がおこる病気の総称です。
膀胱の動きを正常化させる内服治療を行います。

③睡眠時無呼吸症候群
意外と見過ごされがちですが、睡眠時に無呼吸があると夜間頻尿が生じます。
呼吸が苦しくて目が何度も覚めてしまい、トイレが近くなるのです。
これに対しては泌尿器的な治療は無効で、無呼吸の専門検査、専門治療を行っております。

そのほか、前立腺がん、膀胱がん、膀胱結石のような疾患がみつかることもあり、泌尿器科の医療機関に連携して治療しております。

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【西岡医院】
内科、呼吸器内科
アレルギー診療
睡眠時無呼吸(自宅検査可能)
Tel 027-344-2252
群馬県高崎市浜川町1935
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2017年08月08日