早い梅雨明け:喘息に吉、スギ花粉症に凶

2018年6月29日、観測史上最も早い梅雨明けが発表されました。

気管支喘息の患者さんにとっては、ジメジメした空気で発作を起こしやすい梅雨が終わるのは良いことです。
にわか雨や台風の時には調子を崩しやすいので、そのようなときはまだまだ要注意です。

一方、スギ花粉の飛散量が増えないかは懸念されます。
夏の日照時間が長いほど翌年のスギ花粉の飛散量が増える傾向があります。実際に昨年は7月に晴れが多く、今年春にスギ花粉が猛威を振るったのは記憶に新しいところです。

スギ花粉の時期に点鼻や点眼、内服で対応するのも可能ですが、事前の対処としてはアレルゲン免疫療法があります。
今の時期から舌下にスギ花粉のエキスまたは錠剤を毎日服用することで、最終的に花粉症を根治できる可能性のある唯一の治療です。詳細につきましてはお気軽にご相談ください。

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【西岡医院】
内科、呼吸器内科
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2018年06月29日