アセトアミノフェンの供給は今のところ問題ありません

代表的な解熱鎮痛薬であるアセトアミノフェンについて、国内最大手の原薬メーカー「山本化学工業」(和歌山市)が安価な中国製AAを無届けで混ぜて水増ししていた問題が6月に報道されました。同社が国内シェア8割を占めていることから、解熱鎮痛薬の供給途絶が危惧されていました。

小児科領域で用いられている坐薬製剤は不足しているようですが、現時点で内科分野の薬剤は大きな混乱はありません。

総合感冒薬のPL顆粒、PA、疼痛緩和領域で用いられるトラムセットなどアセトアミノフェンを用いる薬剤は多岐にわたるため、今後の動静に注意いたします。

2017年07月06日