エピペン:アナフィラキシーから命を守るお守り
アレルギーにはさまざまな程度がありますが、中でも最も危険なのがアナフィラキシーです。『ヒアリ』の報道で耳にした方もいらっしゃるかもしれません。
アナフィラキシーでは原因物質を食べたり吸い込んだり、虫に刺されたりしたあと数分で複数の臓器に障害が生じます。この時の体内では強烈なアレルギー反応のために血管内の水分が減少し、ショックに至ることもあります。
残念ながら現在の日本でも、年間数十人がアナフィラキシーで命を落としています。
アナフィラキシーの発症から重症化までは分単位のため、治療薬であるエピネフリンの筋肉注射をいかに早く行えるかが生死を分けます。医療機関に到着する前に行える自己治療がエピペンです。これは、ペン型の注射器を持ち歩き、いざというときに自己注射する薬です。
これまでにアナフィラキシーをきたした経験のある方は、命を守るためのお守りとして常に携帯していただくことが推奨されます。
当院でも取り扱っております。(処方の際は取り寄せになります。)
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