睡眠時無呼吸症候群の検査と治療

睡眠時ポリグラフィ

2017年11月より、検査器械を増設しております。
簡易検査はほとんどの日で当日に実施できます。。
すでに他院で簡易検査済みであるなど、精密検査を初診日にご希望の方は、実施できる日もございますので事前に電話でご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群は眠っている間に呼吸が止まる病気です。10秒以上の停止または浅くなることを1回と数え、一晩で30回以上の停止、または1時間に5回以上の停止は睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
推定患者数は300万人以上ですが、気づかれていないために診断、治療を受けていない方がほとんどです。
昼間の眠気や頭重感などの症状で生活の質を低下させるのみならず、高血圧、心血管疾患(3倍増)などのリスクにもなります

睡眠時無呼吸症候群の診断のためには通常、簡易検査を行い、疑いの強い結果の場合は精密検査の『睡眠時ポリグラフィ』が必要です。これまで入院による検査が必要でしたが、ついにご自宅で一晩で検査が可能になりました。

【3割負担の方の検査費用】
簡易検査 2700円
精密検査『睡眠時ポリグラフィ』 約12000円
※この他に初診料などがかかります。

入院検査を行う医療機関の場合は約28000円(+差額ベッド代)がかかります。

睡眠時無呼吸症候群と診断された方はCPAP療法、マウスピース療などの治療を行っております。
とくに呼吸停止、低下が1時間あたり20回以上の方ではCPAPに保険診療が適応され、3割負担の場合はレンタル料金と診察料で月4000円強になります。
CPAP療法は無呼吸に対する強力な治療であり、心疾患などの発症を抑制できます。もちろん眠気やいびきにも効果を持ちます。

【検査の場合の当日の流れ】
①簡易検査の場合
検査器械を初診の際に、使用法をご説明のうえでお貸出しいたします。ご自分で就寝時に装着して一晩寝ていただき、翌日返却していただきます。
②精密検査の場合
17時半頃、上半身はパジャマやジャージなどのそのまま寝られる服で来院いただきます。※下半身の服は自由です。上半身は上着を羽織ってOKです。
20分程度で機械を装着します。
※『胸のベルト』『腹のベルト』『鼻のカニューラ』『指の酸素測定器』『脳波測定器』を頭に貼ります。
ご自宅で普段通りに一晩寝ていただきます。睡眠薬の服用や飲酒の習慣のある方は普段通りでかまいません。
翌朝に器械を返却していただきます。
返却した日の午後には結果が判明いたします。ご都合のよい日に受診いただいて結果を説明いたします。

 

※初診の日に検査も行いたい方は、事前にご連絡いただければさらに確実です。027-344-2252にお気軽にお問い合わせください。

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