COPDの吸入療法、3剤併用薬の時代がくるのか?

COPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療に使われる吸入薬の成分は、主なもので3種類あります。

長時間作用型 吸入抗コリン薬 (略称:LAMA)
長時間作用型 吸入β刺激薬 (LABA)
吸入ステロイド薬 (ICS)

このうちICSはLAMAかLABAとの組み合わせでのみ使われています。

どれも有効性が確立している治療であり、様々な組み合わせで臨床現場で使われています。

咳や息切れの強い重症の方では、3種類をすべて使わざるを得ないケースもあります。

アメリカで、3剤を1つの吸入器にまとめた薬が最近発売になりました。日本でも数年のうちにはこのタイプの薬が登場すると予想します。
IMPACT試験という臨床試験データでも効果は良好ですし、確かに1回の吸入で治療できるので、利便性が高まることは間違いありません。
ただ、どうしても単剤や2剤治療より高額になるので、このような薬は本当に必要な方を見極めて使うという臨床医の判断が問われる薬だと銘じています。

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2017年11月12日