睡眠時無呼吸のCPAP療法では鼻マスクが最も優れている

睡眠時無呼吸症候群の中等症~重症の方では、マスクを装着して寝るCPAP療法が標準的治療です。

鼻だけ覆う小型マスクと、口と鼻を覆う大型マスクの成績を比較した論文がChest誌に発表されていました

13の臨床試験の結果を解析して総合したメタアナリシスという形式。全部で4563の患者さんが組み込まれています。

傾向としては、

【CPAPの風圧】
鼻マスク < 口鼻マスク

【夜間の無呼吸回数】
鼻マスク < 口鼻マスク

【装着できた時間】
鼻マスク > 口鼻マスク

という結果でした。簡単にいうと、鼻マスクのほうが風圧が低いので装着できる時間が長く、そのため夜間の無呼吸を効果的に抑えられるといえるかもしれません。

※※※※※※※※※※※※
【西岡医院】
内科、呼吸器内科
アレルギー診療
睡眠時無呼吸(自宅検査可能)
Tel 027-344-2252
群馬県高崎市浜川町1935
※※※※※※※※※※※※

 

2017年12月29日