勉強会報告:群大病院

月1回行っている、県内の呼吸器アレルギー内科医が集合しての論文抄読会が群大病院で行われました。

今回はマイコプラズマ肺炎についてと、サルコイドーシスについて。

マイコプラズマは若い方に肺炎を起こす病原菌の一つで、近年は耐性菌が増えています。ミノマイシンやクラビットの有効性について検討されました。どちらも効果は良いですが、副作用に注意しつつ使用するのが肝心という議論でした。

サルコイドーシスは全身のリンパ節や内臓に炎症を生じる疾患で、国の指定の難病(特定疾患)になっています。胸部リンパ節の腫大が検診で見つかることが多く、呼吸器内科に受診される機会が多い疾患でもあります。基本的には進行は遅いことが多いのですが、心臓に病変があったり間質性肺炎を併発すると危険性が高まるという議論でした。

どちらも重要な病気であり、このような機会を逃さず知識をアップデートしていく必要を実感します。

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【西岡医院】
内科、呼吸器内科
アレルギー診療
睡眠時無呼吸(自宅検査可能)
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2018年02月23日