パーキンソン病と自律神経の乱れ

パーキンソン病とはお年寄りに起こる神経難病で、日本に十数万人の患者さんがいます。
主な症状としては、歩く速度が遅くなり、歩幅が狭くなります。数年から十数年で慢性的に進行します。
遭遇することは多くはない病気ですが、内科にいらっしゃる患者さんの意外な症状から診断につながる事があります。

それは自律神経障害です。

パーキンソン病の患者さんの脳内では、神経伝達物質の『ドパミン』が減少しています。その影響で、自律神経もダメージを受けます。
そのため多くの方で便秘などの自律神経障害が出現するのです。
うつ病、便秘症、認知症などと診断されている高齢者にパーキンソン病が隠れていないか、医師は注意深く観察する必要があります。

 

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2017年08月07日