尿酸が高いと何が危険なのか

特定健診で、肝機能や腎機能、高脂血症の異常があれば治療が必要なのはわかりやすいと思います。

しかし、尿酸が高いと言われてもピンとこないので放置してしまうという方が意外といらっしゃるようです。

高尿酸血症でまず危険なのは『痛風』。足、手などの関節が赤く腫れあがり、強い痛みが1週間以上続いてしまう。汗で脱水になりやすい夏は特に増加します。

『尿管結石症』も高尿酸血症で増加する病気です。突然の背部痛で、これも強烈な痛みです。

医療関係者の中でも忘れがちなのが『動脈硬化』。実は命にも関わるものであり、今年の海外学会でも話題になっています。

血圧を下げても尿酸が高いと心血管疾患を増やしたり死亡リスクを高めてしまうというイタリアでの研究結果が欧州高血圧学会で報告されたそうです。

尿酸を下げるにはアルコール、プリン体の制限と水分補給が第一ですが、すでに痛風を持っていたり著しく高い数値の場合は早めから内服治療も行います。

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2018年06月22日