睡眠時無呼吸症候群は肝臓にも負担となる

睡眠時無呼吸症候群は、体の酸素不足のために様々な内蔵に負荷をかけてしまいます。

これまでも多くの疾患の発症の危険を増すことが報告されています。

心疾患(不整脈、心不全、狭心症、心筋梗塞)、脳血管障害、高血圧、糖尿病についてはすでに無呼吸で増加する研究結果があります。

今回のヨーロッパ呼吸器学会雑誌の論文では、肝臓にも睡眠時無呼吸が悪影響を及ぼすことが示唆されています。

フランスで、124人の睡眠時無呼吸症候群の患者さんについて、肝臓の硬度を測定したところ、
睡眠時無呼吸症候群が重症であればあるほど肝臓の硬度が高い=肝臓が傷ついているという傾向がみられました。

重症のSASの方では有意に肝疾患が多く予後不良リスクが高いことを示唆しています。

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【西岡医院】
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2018年06月27日