風疹が流行:ワクチンが適する方、適さない方

風疹の感染者が増加しており、昨日は国立感染症研究所による緊急情報が出ました。

風疹は咳による飛沫で感染し、発熱とともに皮膚に赤い発疹が生じます。妊娠20週までの妊婦では、胎児に眼、耳、心臓に障害が生じる先天性風疹症候群の危険があります。2012年の流行の際には45人の先天性風疹症候群が報告されました。
治療薬はないためワクチンによる予防が重要です。

妊婦の予防は特に重要ですが、妊娠中は風疹ワクチンの接種は受けられず、受けた後は 2か月間妊娠を避ける必要があります。妊娠を計画したら、事前に2回の風疹含有ワクチンを受けておくことをお勧めします。

30代から50代の男性では接種歴のない方が多く、接種していても長年を経て免疫が低下している場合があります。

従って、

○ワクチン接種が特に強く推奨される方
30-50代男性で、風疹にかかったことがなくワクチン接種歴も不明の方
妊娠適齢期の女性
妊娠を控えた女性の同居親族の方

○ワクチン接種ができない方
妊娠中の女性
2か月以内に妊娠を希望している女性

 

風疹の混合ワクチンであるMRワクチンは当院でも可能ですが在庫には限りがありますので、ご希望の方はお問い合わせください。

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【西岡医院】
内科、呼吸器内科
アレルギー診療
睡眠時無呼吸(自宅検査可能)
Tel 027-344-2252
群馬県高崎市浜川町1935
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2018年08月22日