医者が風邪をひいたら何を飲む?

感染予防に気をつけている医者も、風邪をひくことは時々あります。
そのような時に何を使っているのでしょうか。強い抗生物質?

『葛根湯』が私のまわりでは一番人気です。妻(耳鼻咽喉科医)の風邪にも使います。次点は総合感冒薬の『PL顆粒』かな。

前提として、いわゆる『風邪』とは鼻水、のどの痛み、咳など体の複数の場所に症状を起こすもの。原因は多くの場合はウイルスです。
ウイルスの感染は重症にはなりにくいですが、一方で抗生物質は効果が出ないのです。

落語で、葛根湯医者というのがあります。
「頭が痛いんです。」
「葛根湯をお飲み。」
「腹が痛いんです。」
「葛根湯をお飲み。」
「付き添いで来ました。」
「退屈だろう。葛根湯やるから、お飲み。」

ここまでいくと極端ですが、風邪の、とくにひきはじめのときは葛根湯は体が温まってよいです。

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【西岡医院】
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2017年10月05日