『背中』の聴診を欠かさない訳:間質性肺炎

間質性肺炎にはなじみがない方が多いと思いますが、国内に万単位の患者さんがいる病気です。
肺が慢性的に硬くなる病気です。60歳以上に多く、動いたときの息切れや空咳が特徴です。喫煙歴のある方、粉塵を吸入する職業についていた方は要注意です。

進行してから発見されると経過が悪く、5年生存率が半分を切るという報告もあります。
初期段階では、髪を捻じったようなパチパチという音が聞こえます。これは背中の下のほうを聴診しなければまずわかりません。

現在は線維化の進行を抑える薬がいくつか開発されておりますので、初期に診断できれば以前よりも効果が上がるようになりました。
動いたときの息切れ、長続きする空咳は早期発見の糸口になるかもしれません。

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2017年10月10日