睡眠薬は種類によっては肺炎を増やす危険あり


御年輩の患者さんで、『寝つきが悪い』と受診される方がいらっしゃいます。
以前に『眠りのコツ』という記事でふれたような、夜中にブルーライトを避けるなどの対処法について十分にお話したうえで、不眠で生活に支障が出ているような場合には慎重に睡眠薬を処方しています。ただ、それにも注意点があります。

肺炎のリスクが増えてしまうのです。台湾のグループがそれについて研究した論文が、Chestに今月発表されました。

2002年から10年間にわたって、台湾の健康保険データベースを解析したところ、『ベンゾジアゼピン系睡眠薬』を内服していた方は入院を要する肺炎にかかるリスクが1.8倍も上昇していたのです。

当院では、御年輩の方ではなるべく『ベンゾジアゼピン系』以外の睡眠薬を処方するようにしています。

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【西岡医院】
内科、呼吸器内科
アレルギー診療
睡眠時無呼吸(自宅検査可能)
Tel 027-344-2252
群馬県高崎市浜川町1935
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2017年08月21日